一万年の旅路
- 作者: ポーラアンダーウッド,Paula Underwood,星川淳
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 1998/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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新年一発目に読んだ本。
正確には去年から読んでたので読み終わった本ですね。
小鳥ピヨピヨさんのエントリを読んで即買いー>積ん読の一員だったのですが……。
年末年始実家のコタツでぬくぬく読みました。
そしてこの本スケールが壮大です。
なんたって一万年。
読み終わった感じは初めて「ゴッドファーザー」1、2部作を続けて観たときの気持ちに似ています。
観たことある人ならば大体気持ちは伝わるはず。
おおまかな内容については上の小鳥ピヨピヨさんエントリを是非見て下さい。
簡潔に書くとアジアからアメリカ大陸まで自然災害、二つ足や四つ足の兄弟との争いや兼ね合いを経て、
自分たちの生活できる<中つ地>のような場所を探して旅するお話です。
スケールが壮大すぎるのでこれが事実に沿って書かれているかなどは全然判断できないのですが、
これは言い方悪いかもしれないけれどとっても厚い「ハウツー本」です。
ハウツーとはこの本でいうと<学び>を紡いでいくことに同じ意味でです。
<学び>を紡いでいく過程や結果でできていく産物が凄い。
例えばでいうと以下の初めてシリーズ達
・初めて服を作った人
・絵を初めて思いつく人
・初めて農作業をした(概念を作った)人
・初めて二本足の友に手を挙げる人々
どんな出来事があってこれらが成されたのか少し興味が湧きませんか?
現代だとgoogleなみのイノベーション達ですよ。
最後のは少し違うかもだけれども……。
内容ももちろん面白いのですが、
小鳥ピヨピヨのいちるさんが言うように
何万年も昔の、大自然の中で真剣に生きる人の息遣いが感じられるようで……何だかものすごく重大なものを読んでしまっているのではないか、という気持ちがぬぐえません。
自分がケタ外れの時の流れにいることを、感じずにはいられません。
この気持ちがもの凄く膨れ上ってきます。
この本を読んでいて気づくことや学ぶこと(自分で分かっていたけど忘れてたり、分かったつもりだったものを含め)っていうものが善悪のレベル位当たり前に手の届くところになきゃ駄目だなーーと感じれます。
上手く言えないけどーーー、スッと受け入れられる、当たり前じゃんって思うレベルの話なんだけど、
チョー大切なことが詰まっている本。
うーーん日本語おかしいな。
簡単に言うと
今日朝飯食べながら久しぶりに読み返していた
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「邪悪であってはいけない」
もちろん人によって邪悪さの意見は少し異なるかもしれないが、
大部分の人はそれに関する的確な考え方を持っているものだ。
もし百人の平均的な人に尋ねれば、どちらが正しいか、
ほとんどみんな一致すると思うよ。
エリック・シュミット
これと同じレイヤーの話。当たり前でしょ。でもだから大事みたいな。
もっとすっごく簡単に言うと、
子供が寝る前ベッドに入ったら親が絵本読むようにこれを子供に読めばその子きっといい子に育つ。
そんな感じ。
当たり前に大事なことで自分が最近忘れていたなーーと思うものは、
- 「知らない」ってことを恥じたり恐怖を感じたりせずに、「知っている」に敬意を払い学ぶ姿勢を捨てないこと。
- 「古き知恵」「新しい知恵」ともに尊重し輪の中に入り対話すること。そして考える。
- 変化することを恐れナイ。そして「決めて行う」こと。
この物語の主人公達が変わらず続けてきたこれらは幼きころの方ができていた割合が大きかったような。
やっぱり人間てか少なくとも自分は忘れやすいようです。
だからこそ一族のまではいかないけれども自分の歌は歌ったるぜ位の気持ちが必要な気がしました。
ネイティヴ・アメリカンの物語なので直系の祖先ではないのですが、
人類としての大きいくくりでは綿々と歌は歌われてきたんだな〜〜なんて考えると、
宇宙並の時間のでっかさを感じ壮大な気持ちになるのです。
時間てのは続いてるんだなぁと感じますよねーーー。
一時期のインディアンブームが何故か分かった気がします。
長くなったけども面白いので読んでみてください、二つ足の兄弟。
ネーミングもかっこいいんだよな。
さあれかし
- 作者: ポーラアンダーウッド,Paula Underwood,星川淳
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 1998/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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